2014年の漫画5タイトル

2014年に単行本が発行された漫画の中から面白かった5タイトルを選ぶ。

過去履歴

2013年の漫画5タイトル

http://metaparadox.hatenablog.com/entry/20131230/1388408771

2012年の漫画10タイトル

http://metaparadox.hatenablog.com/entry/20121231/1356962107

2011年の漫画10タイトル

http://metaparadox.hatenablog.com/entry/20111231/1325318718

2010年の漫画10タイトル

http://metaparadox.hatenablog.com/entry/20101228/1293529565

2009年の漫画10タイトル

http://metaparadox.hatenablog.com/entry/20100110/1263074961

選出基準

  • その年に単行本が発行された漫画
  • 過去選出作品は原則除く

逢沢りく/ほしよりこ

別冊文藝春秋掲載 上下巻

逢沢りく 上

逢沢りく 上

子供はわかってあげない/田島列島

モーニング掲載 上下巻

あれよ星屑/山田参助

月刊コミックビーム連載中 単行本最新2巻

刻刻堀尾省太

モーニング・ツー掲載 全8巻

刻刻(1) (モーニング KC)

刻刻(1) (モーニング KC)

セケンノハテマデ/サライネス

モーニング掲載 単行本最新2巻

一度読んでそれっきりとなる漫画が最近多くなってきている中、今年特に何度も読み返した漫画を選んだ。テーマは何であれ、人を描く漫画はやっぱり面白い。

2014年の邦楽10枚

2014年にリリースされた邦楽のアルバムから最高の10枚を選ぶ。

選出基準

  • (表題通り)邦楽のみ。国内で(も)活動するアーティストに絞る。
  • 1アーティスト1枚
  • サントラ盤・コメディは除く。
  • コンピレーション盤は最大1枚。
  • シングルは除く
  • 映像作品として販売されていたものに付いてきたCDは対象外

過去の10タイトル

2013年の邦楽10枚

http://metaparadox.hatenablog.com/entry/20131231/1388501652

2012年の邦楽10枚

http://metaparadox.hatenablog.com/entry/20130115/1358261719

2011年の邦楽10枚

http://metaparadox.hatenablog.com/entry/20120118/1326889267

2010年の邦楽10枚

http://metaparadox.hatenablog.com/entry/20110411/1302534280

くるり/THE PIER

一聴してただの名盤かと思ったが、聴き込んでみると超名盤の間違いだったので反省した。

リスナーが「くるり」に課すハードルは年々高くなり、不感症な既存のファンが漏らす感想が新規リスナー獲得への障壁にすらなってしまっているのだけれど、今作はそんな既存イメージからのハードルを軽々と超えてしまった。

統一感のないサウンド、シングル群の存在感の強さなど、一見歪な曲の並びではあるものの、アルバム全体を通して聴くことで、一つの物語として聴き手を没入させてくる引力を持つアルバム。

銀杏BOYZ/光のなかに立っていてね

光のなかに立っていてね *通常仕様

光のなかに立っていてね *通常仕様

銀杏BOYZの9年間が詰まったアルバム。銀杏BOYZのリスナーとしても、一つの区切りを感じさせられた。

坂本慎太郎/ナマで踊ろう

ナマで踊ろう(初回盤)

ナマで踊ろう(初回盤)

胸がざわつく。まずは歌詞が刺激的に思えるものの、二枚目のCDに収録されているインスト曲を聴くだけでも不穏な雰囲気が感じられるし、曲を止めても何か不安感がそこに残っているような気がする。さらには、日常の一コマ一コマで収録曲が脳内で流れ出してくる。聴き手のムードを支配して浸食する音楽。

森は生きている/グッド・ナイト

グッド・ナイト

グッド・ナイト

前作を聴いた段階では、はっぴいえんどティン・パン・アレー系譜を継いだバンドという印象しかなかったのだけれど、新しいバンドに対して簡単にレッテルを貼って分かった気になったら駄目だ。大変化に刮目したアルバム。

サイケやプログレなどの要素を取り込んだ上で、音の肌触りはそのままに保たれている奇跡。「○○に似ている」と安易カテゴライズしてしまうと本質を見逃してしまう。懐が広い。

赤い公園/猛烈リトミック

猛烈リトミック(初回限定盤)(DVD付)

猛烈リトミック(初回限定盤)(DVD付)

前作「公園デビュー」で高まった期待の、更に上を行った赤い公園の傑作。

前作からの「丁寧さ」に加えて新たに「優しさ」が備わり、暖かく聴きやすくなったアルバム。椎名林檎のキャリア同時期と丁度逆の方向を進んでいる気がする。

タルトタタン/Tartetatin Are Allright!

TARTETATIN ARE ALLRIGHT!

TARTETATIN ARE ALLRIGHT!

  • アーティスト: タルトタタン,山本奨,Yuumi (FLiP),澤ミキヒコ(ふぇのたす),諸石和馬(Shiggy Jr.),張江浩司(来来来チーム),森夏彦(Shiggy Jr.),柴田裕史(来来来チーム),ヤマモトショウ(ふぇのたす)
  • 出版社/メーカー: EMISSION ENTERTAINMENT
  • 発売日: 2014/09/24
  • メディア: CD
  • この商品を含むブログを見る

メンバー全員脱退、プロデューサー交代。もうタルトタタンには「女の子が二人で歌う」というコンセプトしか残っていないな……と思っていたら、なんとメンバー増員で三人に。

しかし、ここまで変わっても何故かタルトタタンは外さない。過去作から引き続いた魅力はリセットされた一方で、ヤマモトショウさんのプロデュースがばっちりハマって面白いアルバムができてしまった。旧相対性理論ナンバーガールの流れを混ぜたら偶然良いものが生まれた……なんて訳ではなく、きっとヤマモトさんの「音楽を形作る才能」が素晴らしいのだろう。

OLEDICKFOGGY/新世界

新世界

新世界

小難しい音楽ばっかり好んで聴こうとしてるみたいだけど、結局こういうインディーズパンクロックバンド好きだろ?と囁かれた気がした。心の奥底から衝動が湧き上がってくる、無骨な楽曲達が愛しくて仕方ない。

Vampillia/the divine move

the divine move

the divine move

真部さんのポップネスとVampilliaの暴力性がタッグを組んだ結果、心地良く爆音の奔流が胸に突き刺さる楽曲が完成した。統制の取れた音楽は轟音であってもむしろ快感である、ということが冷静に理解できるアルバム。

Wienners/DIAMOND

DIAMOND(初回限定盤)

DIAMOND(初回限定盤)

BOREDOMSの影響丸出しである一方で、ポップ。こんな音楽の積み重ね方があって良いんだと、目から鱗が落ちた。

曽我部恵一/まぶしい

まぶしい(限定盤)

まぶしい(限定盤)

曽我部さんの感情がストレートに表現されたアルバム。音楽的な手法は多岐に渡るものの、それらは全てメッセージを伝えるために必要な手段として用いられており、無駄がない。活動の幅が広がっても、曽我部さんの活動の根底は何も変わらないことが分かるアルバム。

#2010sBestTrack (Foreign Music)

概要

2010年代のベストトラックを選びます! - 音楽だいすきクラブ

2010年以降に発表された楽曲から30曲を選ぶ企画の洋楽編。邦楽編はこちら

選曲

Animal Collective / Today's Supernatural


Animal Collective - Today's Supernatural (Official ...

イエーッアニコレ大好きーっ カモン (イエーッアニコレ大好きーっ)

みんな大好きアニコレ最新作の中での一番狂った曲。

Autre Ne Veut / Play by Play


Autre Ne Veut - Play By Play [Official Single] - YouTube

R&Bなんて普段は聴かないけれど、良曲はジャンルを越えて伝わるもので。熱い。

Battles / Ice Cream (Featuring Matias Aguayo)


Battles - Ice Cream (Featuring Matias Aguayo) (Clean ...

お帰りバトルズ!

The Big Pink / Stay Gold


The Big Pink - Stay Gold (Official Video) - YouTube

こんなスケールを感じるバンドだったっけビッグピンク!と思ったものの、売り上げのスケールはなかなか大きくならないようで。難しい。Supermanの曲も良い。

Boards of Canada / Reach for the Dead


Boards of Canada - Reach for the Dead (from ...

お帰りボーズオブカナダ!

The Chemical Brothers / Escape Velocity


Chemical Brothers - Escape Velocity - YouTube

さすがにケミカルブラザーズも安定期か、と初聴で油断していたらいつの間にかきっちりブレインウォッシュさせられていた。怖い。

Cloud Nothings / Stay Useless


Cloud Nothings "Stay Useless" - YouTube

90年代サウンドど真ん中のクラウドナッシングス、ライブはおっさんばかり集まるんだろうなあと想像しながら来日公演観に行ったら若い子だらけで驚いた懐かしい思い出が。

Daft Punk / Derezzed


Daft Punk - Derezzed (from TRON: Legacy) - YouTube

これ選ぶと、そんなにGet Lucky選びたくなかったかと思われてしまう気がするな。

Dirty Projectors / About to Die


Dirty Projectors - About to Die (Official Music Video ...

Gun Has No Triggerと迷ったがこちらで。

Electric Electric / La Centrale


ELECTRIC ELECTRIC 'La Centrale' - YouTube

トライバルでミニマルなフランスのポストロックバンド。詳細不明。検索向きじゃないバンド名をどうにかして欲しい。

FKA twigs / Two Weeks


FKA twigs - Two Weeks - YouTube

髪型おしゃれ。十回程聴き続けると、夜寝る前に脳内再生されてきて手が震える合法トリップホップ

Flying Lotus / MmmHmm feat. Thundercat


Flying Lotus - MmmHmm - YouTube

Flying Lotusみたいな音楽を作れと兄に言われた記憶があるが、どう考えても無理。

Gang Gang Dance / MindKilla


Gang Gang Dance - MindKilla (Official Video) - YouTube

何故か歌舞伎を感じる。

Haim / Falling


HAIM - Falling - YouTube

アルバム一曲目であるこの曲で即買いした。これは買っちゃう。

James Blake / Retrograde


James Blake 'Retrograde' - YouTube

1:35辺りからの展開が好き。

Japandroids / The House That Heaven Built


Japandroids - "The House That Heaven Built ...

来日を待ってる。

LCD Soundsystem / Drunk Girls


LCD Soundsystem - Drunk Girls - YouTube

LCD Soundsystemの原点らしい、パンクとエレクトリックが同居しているところが良い。

Memory Tapes / Yes I Know


Memory Tapes "Yes I Know" - YouTube

昼に聴くと勝手に睡眠が取れて便利。

Neon Indian / Polish Girl


Neon Indian "Polish Girl" by Tim Nackashi - YouTube

Best chillwave song ever.

Noel Gallagher's High Flying Birds / The Death Of You And Me


Noel Gallagher's High Flying Birds - The Death Of ...

いやーオアシス解散してよかったね!

OK Go / White Knuckles


OK Go - White Knuckles - Official Video - YouTube

面白いMVの人達。それだけではないのだが、確かにOK GoのMVは面白い。

Radiohead / Lotus Flower


Radiohead - Lotus Flower - YouTube

何処へ向かっているのか。

Sigur Rós / Brennisteinn


Sigur Rós - Brennisteinn - YouTube

美しさに加えて力強さまで備わり、スケールの大きさがもう大変。

Sleigh Bells / Rill Rill


Sleigh Bells - Rill Rill - YouTube

iPhone 5cのCMの曲。スレイベルズらしくない曲だけど、一曲だけ選ぶならこれになる。

Spoon / Do You


Spoon - "Do You" (Official Music Video) - YouTube

スプーンの曲は大体どれも最高なので、こういう時に曲を選ぶ苦労がなくていい。大体どれ選んでもいいので。

Swans / OXYGEN


SWANS "OXYGEN" (TO BE KIND) - YouTube

おっさんが本気出したロックの濃度よ。これライブが絶対格好良いやつ。

Tame Impala / Elephant


Tame Impala - Elephant - YouTube

オールドサイケデリック万歳!

Temples / Shelter Song


Temples - Shelter Song - YouTube

オールドサイケデリック万歳!!

Vampire Weekend / Cousins


Vampire Weekend - 'Cousins' (Official Music Video ...

速さとメロディで無理矢理押し切っているが、落ち着いて聴くと相当滅茶苦茶だ。

Yo La Tengo / Ohm


Yo La Tengo - "Ohm" OFFICIAL VIDEO - YouTube

どんなとっ散らかったプレイリストでも、ヨラテンゴなら丸くおさめてくれる。懐の深さは世界一。