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KOTORI 101のすすめ

スピーカー、ヘッドフォン等の音響機器製造の老舗であるFOSTEX社が、自社名でブランド展開している「KOTORI」ブランドのカナル型イヤフォン「KOTORI 101」を購入した。

この「KOTORI」ブランドの最大の特徴は、ヘッドフォンの外パーツを色々組み合わせて、自分好みのデザインを作ることができる事。カナル型イヤフォンの「KOTORI 101」であれば、20パーツについて、それぞれ10〜20種類程の色・デザインから選んで組み合わせることができるので、ランダム作成すれば確実に自分だけのイヤフォンが制作できると言える。

パーツのバリエーションは女性向けのモノが多い印象。サイトのデザインも女性向けだ。とは言え本商品に石野卓球がコメントを寄せていたりもするので「他人とは違うモノを所有しておきたい音楽ファン」なんて層もターゲットなのかもしれない。

最近は街を歩いていても、モノトーン以外のコードを垂らした、ちょっとお洒落なデザインのイヤフォンを使っている人を多く見掛けるようになった気がするけれども、そういった「イヤフォンでアクセントを付けたい」人にはお勧め。

値段は3600円〜5200円+送料500円。基本料金は3600円だけれど、カバー部分のパーツにプリント素材を使ったり、スワロフスキーを使ったり、iPodiPhone用のコントローラを付けると値段が上がる。

デザインする

カスタマイズ作業するページのレスポンスが良いのは好印象。パーツを変更した結果がリアルなイメージですぐに確認できるので、納得がいくまでパーツの差し替えをすることができる。

ただ、デザインを始める時に「はじめからデザインする」を選んでしまうと白一色ベースからの作成になるので、ここからパーツを選んでイメージを具体化するのはなかなか難しい。なので、「デザインを選ぶ」でベースになるデザインを選んでから、それを変更する形で進めるのをお勧めしたい。

「カバー」を選んでから、「ロゴプレート」「ベース(後)」「ベース(前)」「コード」辺りを選び固めて、全体のイメージを作ってからパーツを微調整する流れにすると、デザインがやり易いと思う。

今回注文したデザインは「BOY MEETS GIRL」デザインのコンセプトをベースにしている。ただ、折角色々パーツをカスタマイズできるのに、このデザインのように黒色ベースにしてしまうのは味気ないので、もう少し彩りのあるデザインにすべくパーツを入れ替えた。

調整して作成したデザインがこれ。あまりパステル感が強くなると若いイメージになり使用し辛くなってしまうので、カバー以外のパーツに濃い色を使ってバランスを取った。

注文から到着まで2週間〜4週間かかるとのこと。8月1日に注文したものが17日に発送されたので、実際は2週間強位が目安か。

到着

箱に入って到着。プレゼントにも良いね。

品質

見栄え

MBAの液晶を通してサイトで確認した色味より、実物はやや色が濃い印象。個人的には濃い目を狙っていたので丁度良かった。リング部分のみややメタリック感がある。

プッシング部分にアクセントとして黄色寄りの色を配置したけれど、これのおかげでエヴァ初号機&弐号機っぽい配色になってしまったな……。

音質

基本パーツのみだと送料入れて4100円強の商品だけれど、4100円分の音質を求めるならこのイヤフォンはお勧めできない。

ややドンシャリ系。音場は狭め、音の分離もそこそこ。音の解像は、高音低音部分でやや歪に感じる部分はあるものの、そんなに悪くない。

2000円前後の当たりイヤフォンの音という印象で、屋外で外音が混ざるような環境で聴く分には然程気にならない。ただ、デザインを気にしないなら、例えばこれを買う方が明らかに安上がりではある。

コード

絡まらない素材なのは持ち運び時には好印象。ただ、コードのタッチノイズが大きいので、歩きながら聴く場合はコードの取り回しに注意しなければならない。

あと、持ち運び用の袋等は付いていないので、イヤーチップを無くしてしまわないよう取り扱いには注意が必要。イヤーチップが無くなると折角のカスタマイズが台無しなので。商品のタイプ的に、ちょっと気の利いたデザインのパックが付いていても良かったかも。

遮音性

カナルタイプなので、自分に合ったイヤーチップを装着すれば通常のイヤフォンタイプより遮音性は高い。ただ完璧な遮音性では無いので、細かなシャカシャカ音ですら音漏れが気になってしまうシチュエーションには向かない。

まとめ

音質に約2000円、パーツのオーダーメイドに約2000円〜3000円の商品。

FOSTEXのOEM製品は2000円程度で色々なメーカーから販売されているので、デザインにこだわりがなければそちらを選んだ方が良い。なので、「パーツのオーダーメイドに約2000円〜3000円」という値段を許容出来るかが購入のポイントになる。

ただ、5000円程出したら、天下のFOSTEX社がイヤフォンを自分のために作ってくれる、というのは夢のあるお話だ。

「KOTORI 101」で検索すると、購入した人のブログが多くヒットするのだけれど、そのヒット数の多さがこの商品の本質だと思う。買ったことをこうして皆に報告したくなるような商品。音質について色々書いたものの、そういった評価は実際のところ野暮でしか無い。

KOTORIのデザインをカスタマイズするインターフェイスは良くできているので、とりあえずデザインを作ってみて遊んでみて、デザインに3000円の価値を見い出せたら買う、というスタンスがお勧め。