ZAZEN BOYS@京都MOJO (2014.09.13)

ZAZEN BOYSワンマンが久々に関西にやってきた。伝説となったツーマンを演った京都MOJOにやってきた。

チケットも早々にソールドアウトしたようで、期待の高さが窺えるところ。福岡でのライブ音源の無料ダウンロードが直前に公開されたので、予習ばっちりで臨んだ。

福岡と演奏曲はそれほど変わらなかったものの、やはり生で観られると興奮するもの。特に興奮した部分をピックアップして書く。

  • 「Kimochi」でスタートしてから「Honnoji」「Riff Man」でいきなり盛り上げてくる。それぞれアレンジは前に観たときよりも少しずつ変わっており、油断するとリズムを取り損ねる。アレンジが変わったところでは、「TRiff Man」で一回イントロのリフに戻るところ(福岡のライブ音源の4:27頃)なんて生で聴くと本当に痺れた。
  • TAKE 2アレンジで復活した「USODARAKE」を聴けたことにも感動した。これと「The Days Of NEKOMACHI」の並びはベースの重いグルーヴがたまらんのでこれからも続けて欲しい。
  • 「棒、棒の曲」と言って演奏を始めた「安眠棒」の撲殺ベース感もたまらん。どうやら安眠棒では毎回途中で変な台詞を入れるようになってきているようで、機嫌良さげに適当な物語を紡ぐ向井さんを見るのもたまらん。「パンツの歌」と言って始めた「サイボーグのオバケ」でも、人生とパンツの関係を高らかに宣言した向井さん。今日の機嫌はとても良さそうだった。
  • 「COLD BEAT」の、途中で向井さんが指揮するパートでは、珍しく松下さんが一音多いミスを連発し、「慣性の法則、良くない」と責められる展開に。今日の松下さんは特に調子が良く、地獄のドラムが湯気を立てながらグツグツ鳴り続いていたのでので、きっとブレーキが利かなかったのだろう。
  • アンコールは二回。二回目のアンコールでは松下さん吉田さんボーカルの「Kimochi」を披露する展開。二人でマイクを奪い合って熱唱する熱い展開に場内大爆笑。

ライブを観た後で福岡のライブ音源を聴くとまた色々な発見があるもので、曲が予想できてもやっぱりライブは行った方が良いと改めて確信した一日だった。

……と書いたものの、「泥沼」で向井さんに指差されて「ずぼっとハマった泥沼」と叫べただけで、生で観るライブの価値は十分に理解できたのだけれど。ライブでは何が起こるか分からない。