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lyrical school/brand new day

一分の隙もない三分余りで十二分の中毒体験。

lyrical schoolの楽曲プロデュースがAxSxEさんと知り、またまたAxSxEさんったらNATSUMENのアルバム製作を放って別仕事されてるのか、と突っ込もうと思って聴いてみたのが三月末日。それから十日もしない現在、表題曲のInstrumentalの再生回数が50を超えている状態となっている。一曲当千の中毒性、これぞシングル曲と思える楽曲に久々に出会ってしまった。

イントロのドラムからの0:07、Jackson 5の「I want you back」張りに鳴る左右二本のギターと全員の「ナナナナナ〜」で耳穴から脳を鷲掴みにされる。そこから0:16でさらにAxSxEさん十八番のドキャッチーなフレーズが高低で連なり重なってきて、もう次の展開の期待感は高まるばかり。

0:24でワンマイクのラップに入ってからも、各音のフレーズは少しずつ形を変えてラップの流れをアシストし、シックスマイクまで右肩上がり一直線の盛り上がり。絶妙な一音が唐突に配置されてくるので全く油断ならない。

その一方でマイク一本一本の個性の違いが光る。0:24からのYumiのラップは相変わらず「これがlyrical schoolだ」と高らかに主張する独自の響きがあるし、0:33からのHinaのラップでは0:35の「明日」の表情の作り方がとても印象的。0:42からのMeiの韻の安定感には経験の蓄積を感じさせる。

シックスマイクに入ってからは更に展開が早くあんる。1:00の「精一杯手をふって〜」のフレーズを8小節で終わらせて1:16「ナナナナナ〜」へ流れ込む切り替えの早さには舌を巻く。息つく暇が全くない。

ワンコーラス終わっても、メロディの焼き増し展開で落ち着かせてはくれない。1:34「ショート、ロング 何にしてる?」からアイドルらしい展開でふわりとしたところ、1:52「この髪型みたいに〜」でトラックと共にシリアスに切り込むMinanのラップは即座にフレーズリピートしたくなるくらい熱い。2:00からのAmiの「〜明日に向かって一点突破」も跳ね感もいいし、1:40での満面の笑顔から2:05の「on your mark」でキメるAyakaのギャップもたまらない。至る所に聴き所が詰まっていて追いつかない。

2:10からの二度目の「精一杯手をふって〜」から、存分にシックスマイクを味わいながら徐々にトラックが終わりに向けて変化していく流れを楽しんでいると、3:00で音が減り出して曲が終わるまであっという間だ。

キラキラしたメリーゴーランドをジェットコースターの速度でぶん回されたような感覚の3分強だった。

情報量が多過ぎて全く消化しきれなかったのでもう一回聴くことになるのだけれど、もう一回聴くと新しい音に気付いてしまって、もう一回、もう一回と延々再生することになる。また、一度刷り込まれると、ふと気付くと何かしらのフレーズを口ずさんでしまうので、またもう一回聴くことになる。ちなみにこのパターンでもう一回聴くと自分の口ずさんでいたフレーズが僅かに間違っていたことに気付いて、もう一回聴くことになる。

と、もう一回もう一回と再生し続けている結果、表題曲の再生回数は100を超えてしまった。おまけに久々にBOaTまで聴き直したくなってしまった。

AxSxEさん、根っ子は全然変わってないな。