SUMMER SONIC 2012 Osaka 2日目(2012.08.19)

土曜日が豪雨に見舞われて伝説になってしまったSUMMER SONIC 2012 OSAKAの二日目に行ってきた。
この日は晴天に恵まれ、夕方で降った小雨も虹に変わるなど、昨日とは対照的な天候の一日。これぞ夏フェス!と久々に実感できた。

SIGUR ROS

SIGUR ROSの演奏を、見晴らしが良いMOUNTAIN STAGEで、日没からの開始としたタイムテーブルの試みはとても気が利いていたと言える。FRFにはできない配置だ。

管弦楽器のメンバーまで揃った豪勢な体制(友達によると単独公演より豪華だったとのこと)で、トリに備えてくれたSIGUR ROS、スタジオ音源やらライブ音源で聴いていたものとは別物の演奏を行ってくれた。ダイナミズムが明らかに違った。

演奏中盤から観客の魂抜かれっぷりが凄まじく、恍惚の表情で宙を仰ぐもの、ゾンビのように体をゆらゆらさせるもの、掌を天に突き上げて何かを受信するもの、といった、バンドのライブとは思えない状況。これがSIGUR ROSの聖性!と言いたくなるけれど、近くの普通に見える日本人カップルが盛り出したりもしていたので、恐らく聖性とは違ったか。

立地上、GREEN DAYの音が被ってくるのは残念だったけれども、SIGUR ROSを呼んでトリの野外ステージに配置してくれただけで、サマーソニックには素直に感謝したいと思う。

FRANZ FERDINAND

最新アルバムももう三年前、何故このタイミングでFRANZを呼ぶのかよく分からないのだけれど、それがサマーソニック

さすがの王様演奏で、アルバム三枚しか出していないバンドなのにもう大御所感すらあった。もう少しスパイスの利いた新曲がリリースされると良いのだけれど。

SBTRKT

生ドラム演奏がサウンドの如何わしさを加速させていた。深夜向きだわ。あと酒が調達しやすい場所向け。是非SATURNに来て欲しい。

PASSION PIT

案外観客が多かったので驚く。風で音が流される晴天のMOUNTAINより、屋内のSONICで演って欲しかった。「Sleepyhead」なんて炎天下で聴くべきじゃないと思うわ。ライブアレンジはさすがだっただけに残念。